INTENSITY(5焦点眼内レンズ)
多焦点眼内レンズ:INTENSITY(インテンシティ)は、白内障を患った患者さん向けに、遠方、遠中、中間、近中、近方の5つの焦点にピントを調節できる5焦点眼内レンズです。製造元は、Hanita Lenses(https://www.hanitalenses.com/)です。
特徴としては、①光効率の最大化による新世代多焦点眼内レンズ、②遠方、遠中中間、近中、近方の計5焦点、③全距離(遠方から40cm)において視力の落ち込みの妥協なし、④ハロ・グレアは少ない、⑤5焦点により患者様の日常のあらゆる活動をカバーする。5つのメリットがあります。
レンズの仕様
INTENSITY A定数
レンズの構造と特徴について
IntensityのDLU(Dynamic light utilization technology)とは
フーリエ変換に基づき計算された回折構造であり、従来の回折型2焦点や3焦点眼内レンズでは使用出来なかった部分を使用可能にした、Hanita社独自のアルゴリズムです。(今まで眼科領域で使用されたことのない特許のアルゴリズム)
レンズの構造
ステップの幅や高さは中心から周辺に向かって変化し、瞳孔径に応じて最適な配分になるように作られています。
Zone1~3に分かれた綿密な構造
Zone1~3のイメージ(上部)
明所視の場合
薄明視・暗所視の場合
レンズの特性
光エネルギー配分
MTF曲線
瞳孔径による配分の変化
瞳孔径が大きくなっても中間距離と近方の比率はそれほど変わらない
光効率の最大化
他社製品との比較
瞳孔径3mm
瞳孔径4.mm
ハローの比較
夜間の車の運転など、外出時の患者さんの快適性と安全性をより向上させることができます。
注意点
・適応と術後検査は従来の多焦点IOLに準じる
・術後のレフは参考程度、自覚視力で評価
・手術時注意点
-切開創:角膜1.8㎜から挿入可能
INTENSITYの手術費用
INTENSITYは多焦点眼内レンズとなります。患者さんの目の状態により適応が違いますので、